MUZA バースデイ・コンサート（ミューザ川崎）

　　ミューザ川崎シンフォニーホール５周年記念公演
　　MUZA バースデイ・コンサート

マーラー／交響曲 第8番（千人の交響曲）
　　　ソプラノ：澤畑恵美、腰越満美、中村恵理
　　　アルト：小山由美、谷口睦美
　　　テノール：福井 敬　　バリトン：久保和範　　バス：久保田真澄
　　　パイプオルガン：近藤 岳　　　マンドリン：青山 忠
　　　合唱：東響コーラス（合唱指揮：安藤常光）
　　　東京少年少女合唱隊、ゆりがおか児童合唱団、
　　　横須賀芸術劇場少年少女合唱団
　　　管弦楽：東京交響楽団（コンサートマスター：高木和弘）
　　　指揮：飯森範親

　なんか、正面から入れず左外へ誘導されて、金属探知機？のようなゲートをくぐるボディチェックを受けて、なんだろな？と思いつつ座席へ向かうとロビーや客席入り口にＳＰが居て、中央通路にはカメラマンが居た。
　そうです、皇太子殿下がご臨席なのでした。
　あそこが貴賓席かー。ミューザ川崎って良く出来た造りになってるなぁ。

　演奏は多少濁り気味でしたが素晴らしいものでした。マーラーはこの曲について「宇宙が鳴り響く様子」と言ったそうですが、所々「環境が壊されつつある地球」って感じではありました。座った座席の位置が良かったのか飯森さんの耳が良いのか、東響の木管ってこんなに上手かったっけ！って驚くぐらい木管楽器が良く＆美しく聴こえました。児童合唱が埋もれ気味だったのは、配置の問題かな？　マンドリンはとてもいいバランスで聴こえました。　あ！ヴァイオリンの両翼配置とコントラバスが左というのはとても良かった！　まあしかし、日本にも素晴らしい歌手が居るもんだな。アルトの小山由美さんの素晴らしさには驚きましたが、バイロイトにも出演されてたんですね。福井敬さんも凄いな。「栄光の聖母」中村さんも素晴らしかった。高所恐怖症じゃあそこで歌えない？　しっかし、マーラーもイカレテる。オーケストラのトッティを支えるベース音にオルガンのペダル音を使うのって反則だよな。ズルい（笑）
　さて、初演時は合計1029人が舞台に乗り、まさに「千人の交響曲」だったそうですが、本日の人数は、ソリスト7人。合唱が（85＋52）＋（74＋56）＋91＝約358人。オーケストラが、木管（6＋5＋5＋5）＝21人、金管（9＋4＋4＋1＋7）＝25人、打楽器4人、鍵盤4人、ハープ4人で58人。弦楽器が（16＋16＋14＋12＋10＋1）＝69人。指揮者1人。で、合計＝約493人ぐらいかな？