右脳な舞・左脳な迷

微笑 中動作誤に常正 くし楽も日今 ありがとう

ベルリンフィルハーモニカー(ミューザ川崎)

  TDKオーケストラコンサート 2008
ハイドン交響曲第92番 ト長調『オックスフォード』
マーラー/リュッケルトの詩による5つの歌
   マグダレナ・コジェナー(独唱)
ベートーヴェン交響曲第6番 ヘ長調 Op. 68『田園』
   指揮:サー・サイモン・ラトル
   ベルリンフィルハーモニカー

 正直な所、ベートーヴェンの田園でこんなに魅了されるとは思いませんでした。特に第2楽章の繊細さ、美しさは初めて体験する音楽だ。それは最初のハイドンから感じられたが、なんと丁寧に細やかに演奏されて行く事だろう!これだけの名手達がこれだけの細やかさを持ってアンサンブルするのだから、生まれてくる音楽が素晴らしいものに成るのは当然なのだが、そんな思いを遥かに超えて素晴らしい音楽を聴かせてくれる。まさに、ベルリンフィルとラトルにしかなし得ない演奏と言う他ないだろう。現代オーケストラによる究極のベートーヴェン演奏と言っても差し支えないだろう。コジェナーの素晴らしさは、超一流の女性歌手と言われる人が、どのような歌唱をするのか、まざまざと聴かせてくれた、という感じだ。4年前、ここミューザでベルリンフィルを聴いて舞い上がった私は、帰りにスーツを買っているが、今日も舞い上がってスーツを買った。W63CAチタニウムゴールドは売り切れてた。

弦楽器のプルト数は、ハイドン=4-4-3-2半-1半、
マーラー=6-5-4-3-2、ベートーヴェン=6-6-5-4-3
管楽器のソロは、フルート=パユ、オーボエ=マイヤー、クラリネット=フックス、ファゴット=シュバイゲルト?、ホルン=ドール。コンサートマスターはブラウンシュタイン。