右脳な舞・左脳な迷

微笑 中動作誤に常正 くし楽も日今 ありがとう

ベルリンフィルハーモニカー(サントリーホール)

  TDKオーケストラコンサート 2008
ハイドン交響曲第92番 ト長調『オックスフォード』
マーラー/リュッケルトの詩による5つの歌
   マグダレナ・コジェナー(独唱)
ベートーヴェン交響曲第6番 ヘ長調 Op. 68『田園』
   指揮:サー・サイモン・ラトル
   ベルリンフィルハーモニカー


P席でキュン視
オーケストラ聴くなら近くで聴け!サントリーホールならP・LA・LB・RA・RB・1階席の前14列以内!但しP席だとホルン協奏曲になるかも知れませんが。 ハイドンのなんと立体的な事か!ベートーヴェンの元だと言う事がよく分かった。こんな魅力的な曲だとは知らなかった。ベートーヴェンでもそうなのだが、細かいニュアンスが笑える程素敵だ。古楽器での演奏法を上手く取り入れている。川崎の3階で聴いた時には今日ほど分からなかったが、それはそれは素晴らしい。8分音符一つ一つに神経が行き届いている。しかも分からないぐらい自然だ。ピアニッシモが美しい!優しい!このようなダイナミクスのコントロールベルリンフィル以外無理なんじゃないか?それはマーラーでも感じられた。
 さて川崎でぶったまげたベートーヴェンだが、今夜は、なまらぶったまげた。瞳孔ひーらいた開いた。これだけのスコアを書いたベートーヴェンの才能が余す事なく聴こえて来た。ベートーヴェンはオタクか偏執狂か、或はラトルかベルリンフィルベートーヴェンマニアなのか。相変わらず第2楽章は極美であった。何と細やかなダイナミクスの変化であろう!しかもピアニッシモが美しい!2度目か? ちょっと今までこの交響曲の何を聴いていたのかと思った、もう一回ベーレンライターのスコアを買い直すか。例えば、その弦楽器のロングトーンは伴奏か?対旋律か?自然の描写か?光の加減か?風の音なのか?嗚呼ベートーヴェンが凄いのかラトルとベルリンフィルが凄いのか。嗚呼ベルリンに別荘買うか、永住するか。

プルト数は23日と同じ。
コンサートマスターは、ブラウンシュタイン。
上手過ぎる管楽器のソロは、フルート=ブラウ、オーボエ=マイヤー、クラリネット=フックス、バスーン=ダミアーノ、ホルン=ドール、トランペット=ヴァレンツァイ、ティンパニ=ヴェルツェル。バスーンは川崎でもダミアーノだったのかも?でもフルートはパユからブラウに代わってたし。