本田美奈子リサイタル（大胡町シャンテ）

神保町に寄って上野樹里さん見てから行くかな。整理券終了。見るも何も。
それより大胡町から帰って来れるのかな。
最終電車を乗り継いでなんとか午前様で帰宅。途中、東武佐野線で人身事故があり、接続待ちのため７分発車が遅れたときは北千住で野宿かと覚悟を決めたが。笑）
いやもう素晴らしかったです。懐かしのヒット曲メドレーも楽しめました。今日は全体的に１曲１曲丁寧に歌っていらしたように感じました。いや、いつも丁寧なのですが、打ち込みの伴奏が加わってテンポが自由にならない曲はテンポの増減以外の所で表現の深さや感情を歌わなければなりません（つまりこれはライブでありながら、ライブを半ば否定しているとも言えます）。そこが現在のポップに於けるライブシーンの大きな問題でもあるのですが、テンポを動かせない場合でも、心を込めて丁寧にしかも情熱的に歌う事が可能であり、そのような制限が彼女にとってマイナスにならない事をまざまざと感じさせてくれました。そして、ライブ毎に千変万化する表情は、彼女の日々の成長や感動を反映していると共に、聴き手の心情をも反映するというライブの醍醐味をも思い出させてくれました。再度、賛辞を送らせていただきます。「彼女により昇華されたその時空は、過去ではない瞬間のイデア(実在)として精神の深淵に灯り続ける。」