AKB歌劇団『∞・Infinity』*（シアターＧロッソ）

出演：秋元才加、高橋みなみ
　　　田名部生来、仲谷明香、
　　　岩佐美咲、米沢瑠美、佐藤夏希、中塚智実、
　　　中田ちさと、片山陽加、野中美郷、内田眞由美
　　　中西勝之、村井亮、高橋光、安達雄二
構成・台本・演出：広井王子

　総合プロデューサーの秋元康さん、２回観ましたか？　秋元康さんは言いにくいかも知れないから、代わりにここに書きますけど、広井さんに”おまかせ”して失敗でしたね。彼は自身のブログ*で「スタッフさんたちがもっと、舞台に真摯に向き合い勉強をして頂きたい」と書いていますが、あなたもミュージカルの構成や台本について真摯に取り組んで下さい。歌謡ショウならこれでいいのかな？　あなた＝広井王子さんが1200円のパンフレットに書いた通り「めちゃくちゃ上等な学芸会」でした。何が学芸会っぽかったかって、第一に台本と構成です。なんだこのストーリーは？愛がある、友情がある、で？　２１曲も使って、愛がある、友情がある、だけ。愛に繋がらないし、友情も盛り上がらない。１年考えてコレ？「予算が少ない、稽古の時間が少ない」あなたは色々言い訳しているが、一番学芸会だったのは台本と構成だ。こんな本だとトップに天海さんと涼風さんを持ってこないと満足できないよ。主役２人の好演を考えると本当に残念でならない。もう一つ予算の少なさを感じられたのが劇伴のチープさ。もうね、M2のタイトルロールの貧相なmidiオケを聴いて予算のなさとスタッフのやる気のなさが分かりま、いやいや、私が萎えただけだ。5500円も出したんだから頑張らなきゃ。AKBオリジナルの曲はいいのにねえ。まあでも主役の２人の頑張りが救いだ。まともな音楽の先生に出会えれば彼女たちはもっと伸びるだろうな〜。とか考えてたら、最後に少し奇跡が起こりました。最後の２曲！溌剌と歌い踊る姿はなんと素晴らしかった事か！なるほどトップアイドルと思わせるパフォーマンスだった。中でも一人表情豊かに歌い踊る女性に惹き付けられて、公演が終わった後もスペシャル生写真を貰う列に並んだのでした。今日の所、私の推しメンは「高橋みなみさん」という事になるのでしょうか。あ、客席で見かけた小島陽菜さんと野呂佳代さんも超可愛かった♪たぶん劇場へ行くのが正解だったんでしょうね。少なくとも広井王子さんが関わる舞台は今後観に行きません。