小学館連合試写会『墨攻』
素晴らしい。三国志が大好きな私としては、春秋戦国時代の「墨家」のストーリーというだけで期待は膨らみ評価のハードルも高くなりそうなものだが、期待を遥かに上回る素晴らしい映画だった。とても悲しく、考えさせられる、メッセージ性の強い映画だったと帰り道に考えていたが、映画はそんな事を考える暇もなく物語が展開される。墨家の戦術家・革離は美しく、近衛騎馬隊長・逸悦はさらに美しい。まさに今、現代に、このような作品が制作される事に非常に重要な意義があると感じた。
原作を出版している新潮社よ、早く重版増刷しなさい。[特薦]