右脳な舞・左脳な迷

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イラク

日本語版バグダードバーニング(01/15)

 二三日前のおもしろいニュースをひとつ紹介しよう。米国政府は、米国がイラクにおける大量破壊兵器(WMD)の現地での捜索を終結したと発表し、第一次ブッシュ政権イラク侵攻の主な理由として挙げたのがこの大量破壊兵器の捜索であると述べた。
http://sify.com/news/fullstory.php?id=13647921

 なぜ私が驚かないかって? 誰もびっくりするわけないでしょう? 私はいつも思っていた。大量破壊兵器がもとでこの戦争が起きたと本当に信じた人は、病的な妄想にとりつかれたアメリカ人か、そう信じ込まされた海外在住のイラク人か、あるいはその両方だと。
現実にイラクの国土で何百何千とアメリカ人が命を失い、十万人を超えるイラク人が死んでしまった今、アメリカ人はこの現状を一体どう捉えるのだろうか。もうひとつ尋ねたい。この記事は「ドルファー報告」に触れているけれど、その記載によると大量破壊兵器は一切なく、情報機関が全部間違っていたのだという。報告書の発表は2004年10月のはずだ。それで、聞きたいのは次の通り。「この報告書は大統領選の前に公表されたの? アメリカ人は報告の内容を知ってなおブッシュに投票したの?」
ま、「お金のためなら何でもする」というのが資本主義の「がん細胞」だとすると、
アメリカも日本も末期がんだな、別の意味で。  間違いない。