ファルージャの背景

＊当たり前の事だが、やはり私たちには米国側の情報しか入ってこない事が多いようだ。米国の民間人４人が殺害された上、燃やされて引きずり回された事件の『報復攻撃』として６００人以上のイラクの一般市民が米軍の無差別攻撃で殺害されている。何故、米国の民間人４人が殺害されたのか。どうやら米軍によってファルージャの女性と子供が何人か殺害されたが、米軍はいつものとおり「テロからの攻撃に反撃した」としか発表していないようだ。そしてたまりかねたファルージャの民間人は武装グループとなり、民間人ではなく『米軍関係者４人』を襲撃したようだ。また、４人の死体を「焼いた」のではなく、襲撃により、車ごと「燃えてしまった」ようだ。
＊私は３人の拘束自演の可能性は低いと考えていたが、自演の可能性についての新たな情報が出てきている事も事実のようだ。
＊ここに来て、邦人３人を拘束しているグループの声明文の不自然さや内容などから、日本赤軍の残党が現地で武装グループに加担しているのではないかとの疑惑まで出ているらしい。政府関係者から、犯行グループが「日本国内の人間とつながっている可能性も否定できない」との指摘まで出ているようだ。但し政府高官が、犯行グループが「日本の国内事情に詳しすぎて不自然」とコメントしているのは認識不足と言われても仕方がないかも知れない。
＊米軍は、停戦後もファールジャに於いてクラスター爆弾を一般市民の居住地へ向け爆撃しているとのイラク人からの報告もある。この報告には、白旗を掲げファルージャから脱出しようとした家族が米軍に射殺されたとも書かれている。米軍は救急車をも平気で銃撃しているらしい。