舛添厚生労働相は18日、参院厚生労働委員会の閉会中審査で、厚生年金の記録改ざん問題に関連し、社会保険庁のオンラインシステムで管理されている中に、改ざんされた疑いのある記録が6万9000件あることを明らかにした。本当の悪党は少人数かもしれないが、組織的犯罪である事に間違いはない。日本の危機だ。これを野放しにしておいた自民党も情けない。彼ら犯罪者を摘発できないような事があれば社保庁も自民党も公明党も国民の敵と考えざるを得まい。積み立てた厚生年金を個人と企業に全て返還せよ。
さらに、改ざんへの社保庁の関与について、「組織的な関与はあったと私は推量する。極めてクロに近い」と述べた。民主党の蓮舫氏の質問に答えた。
総務省の年金記録確認第三者委員会はこれまでに57件の改ざん事例を認定したが、専門家の間では、改ざんに気づかず本来より少ない年金額を受給している人のほうが多いはずだと指摘されていた。今回、舛添厚労相が実際の改ざん件数が多数にのぼるという見方を示したことで、政府に本格的な調査と被害者救済を求める声が強まると予想される。
舛添氏は改ざんの疑いがある件数について、オンラインで管理されている1億5000万件を対象に、〈1〉加入者の月収の記録である「標準報酬月額」を引き下げる処理と、加入者を年金制度から脱退させる処理が同時期に行われている〈2〉標準報酬月額が5等級以上引き下げられている〈3〉6か月以上さかのぼって後から記録が訂正されている――という3条件に当てはまる記録を調べた結果だと述べた。
社保庁は9日にまとめた調査結果で、職員1人が改ざんに関与したことを認めた。ただ、職員が自分の判断で行ったとし、組織ぐるみの関与の有無については確認できないとしていた。
(2008年9月18日14時02分 読売新聞)
次は、一度小沢君に任せてみるしかないのだろうね。